オートバイ練習会に参加するには、どんな装備で行けばいいの?
選び方やおすすめってどんなの?
バイク講習会やジムカーナ練習会に参加するにあたって、どんな装備が必要なの?という方に向けて、適した装備やおすすめのものついてご紹介します。
初めて練習会に参加する方や、装備をレベルアップしたい・買い替えを検討している方は参考にしてください。
なるべく安全性が高い装備って?
練習会によって参加規定は多少異なりますが、怪我から自分の体を守るためにはできるだけ安全性の高い装備を用意しましょう。
ホームページ上では「ヘルメット・グローブ・肌が露出しない長袖長ズボン必須」等と書かれていることが多いですが、それはあくまで参加できる最低限の装備です。初心者のうちははツーリングスタイルでも可能ですが、徐々にしっかりした装備をそろえることをおすすめします。
ヘルメット・プロテクター入りのジャケット・グローブ・膝プロテクター・ライディングシューズを着用されています。
もっと安全性の高い装備ってどんなの?
では、さらに安全性の高い装備とは具体的にどんなものなのか・おすすめのものや選び方についてご紹介します。特に女性ライダーはレディース用の装備を探すのが大変なので、参考にしていただければ幸いです。
ヘルメット
頭部を守る大切なヘルメットは、ジェットヘルメットかフルフェイスヘルメットを使いましょう。
お椀型の半ヘル(半キャップ)は露出が多く安全性に問題があるのでやめましょう。
練習時は、あごひもを締めるのを忘れずに!(もし私が忘れてたら指摘してください・・・)
靴(シューズorブーツ)
転倒して足を挟まれて怪我することがないように、足首・くるぶしまで保護できるものが必要です。
初心者はツーリング用(くるぶしまであるタイプの)シューズでも構いませんが、できればレーシングブーツがおすすめです。
頑丈なものほど安全性が高くなりますが、頑丈すぎて足首が動かせないのも困るので、操作性も考慮して選びましょう。
私はベリックを使っています。(写真左。これはアウトレットでお得に買いました)レディース用があまりないので、メンズの小さめサイズにインソールを入れて使用。
家族はアルパインスターズ(写真奥)を使っています。ほかにはSIDIが人気です。
何度も練習していると丈夫なブーツでもつま先部分が地面に接地して、トゥースライダーが削れてきます。その場合は、スライダーが交換できるタイプなら新品に交換するか、靴用の補修剤+金属プレートでDIY補修しましょう。(写真のブーツはこういう形の金属プレートをネジ止めDIYしたものです。)上級者なら、ネジ穴が壊れる前に買い換えてすぐに対策しておくのがおすすめです。
グローブ
指抜きグローブではなく指先まで保護できるタイプのバイク用グローブを用意しましょう。手の甲部分にプロテクターつきのものが安心です。
いろんなメーカーから販売されているので選択肢はたくさんありますが、手が疲れたり滑ったりせず、操作性が良いものを選びましょう。サイズが合っていないと、手が疲れます。
グローブは何度も転倒して破けることが多いので、装備の中では最も買い替えサイクルが早い消耗品かもしれません。
私はネイル保護のため、インナーグローブも合わせて使用しています。爪が黒くなるのを防げるし、手の甲のUV対策にもなるのでけっこう良いです。
着るものは?
初心者のうちは、「ツーリング用のプロテクターつきのツーリングジャケット(肘・肩にパッドが入ったもの)+膝カップつきのライディングパンツ」もしくは、「肘用・膝用のプロテクター着用」でも構いません。
ですが楽しさに目覚めてハマって何度も練習したくなってきたら、しっかりした装備(「鎧プロテクター+膝カップつきの革パン」もしくは「革ツナギ」)にするのがおすすめです。
革ツナギ
一番安全性が高いのはレーシングスーツ、いわゆる革ツナギです。高価&夏は暑いことがデメリットですが、全身をしっかり守ってくれます。
ジムカーナ系の練習で使う場合は、できるだけ動きやすいものを選びましょう。素材はもちろん革ですが、パンチングメッシュのものが熱がこもらないためおすすめです。
体に合ったサイズを選びましょう。小さすぎると苦しいし、大きすぎるとプロテクターが正しい位置に当たりません。吊るしの既製品でちょうど良いサイズのものが無い場合は、オーダーで自分に合ったものを作ってもらうのがおすすめです。
オーダーの場合、色を選べたりロゴを入れることができるのも魅力です。コストはかかりますが、体にジャストフィットする防御力の高い装備になります。
一番人気なのは「鎧プロテクター+革パン」スタイル
現在ジムカーナライダーに一番多いスタイルは、着るタイプの鎧プロテクター+膝カップありの革パンです。
上半身のプロテクター(通称「鎧」着るタイプのプロテクター)
肘・肩・脊椎・胸部などがセットになったものが、この鎧タイプのプロテクタージャケットです。
動きやすく、メッシュなのでそれほど熱がこもらず、手に入りやすいのでジムカーナ界では人気です。
仰々しい&真っ黒な見た目が気になる場合は、上にモトジャージ等を重ねて着ればOK。
HONDAやダイネーゼなど、いろんなメーカーから販売されています。KOMINEが安いので特に人気です。(写真は胸部のプロテクターが分割のタイプですが、一枚板になっているタイプの方がより安全性が高いそうです)
レディース用があまりないので、小柄な女性ライダーの場合はKOMINEのキッズサイズ(SM/SLがキッズサイズです)が軽くてリーズナブルなのでオススメなのですが、最近ずっと欠品中です(泣)再販されることを期待しましょう・・・。
↓これが安くて一番使ってる人が多いです
革パン
ボトムは、膝にカップの入ったレザーパンツがおすすめです。車体の熱や滑走したときの摩擦にも強い革素材で、打撲から膝を守れるからです。
KUSHITANIやHYODやRSタイチまたダイネーゼなどから出ています。サイズが合うもの、特に乗車したときに膝の位置が合うものを選びましょう。
自分に合ったものが見つからない場合は(特にレディースは少ないですよね・・)、オーダーして作ってもらうのがおすすめです。吊るしの既製品より若干値が張りますが、長く使えてしっかり体を守ってくれるため長い目でみるとコスパは悪くないと思います。
オーダー革パンを作ってくれるお店で人気なのは
・アトリエワンさん
・セクレテールさん
・YONEZOさん
それぞれ、革ツナギもオーダー可能です。
私はアトリエワンさんで作ってもらったものを愛用しています。以前はメンズを使っていましたが、やはりオーダー物はサイズが合っているのでとても快適です!好きなカラーを選べるのも嬉しいポイントです。
※メーカーに関わらず、長年使用していると膝のカップが割れていることがあるので、たまに膝部分を開けて確認したほうがよいです。
ツナギやプロテクターの中には何を着る?
素肌にツナギや革パンを着用すると、汗ではりついて着脱に苦労するので要注意!(あんまりやらないとは思いますが)
ツナギやプロテクタースタイルの場合、インナーは着用したほうが良いです。ツナギ専用のインナースーツもありますが、おすすめは、スポーツ用のコンプレッションウェア(長袖インナーシャツとレギンス)です。汗で重くならないし、すべりが良いのでツナギや革パンの着脱が楽になります。ランニング用の高機能のものでなくても、ワークマンやユニクロのもので充分です。
その他、ヘルメットをかぶっていても首は日焼けしやすいので、ネックチューブなどを着用してUV対策するのがおすすめです。
転倒に備えた装備をそろえよう
バイクの講習会やジムカーナ練習会は敷居が低いとはいえ、転倒することもあるので体を守るための装備はとても大切です。怪我をして後悔する前に、できるだけしっかりしたものを用意しましょう。
初心者のうちはツーリング用の装備でも構いませんが、練習にハマったら、今回ご紹介したような安全性のの高いものを揃えてていってください。
他にも、練習会場で他の参加者のものを参考にしたり、良さそうなものを使っている人がいれば聞いてみると(皆教えてくれるはずです)よい情報が得られるかと思います。
装備がしっかりしていると安心感もあり、のびのびと練習できます。
ぜひ万全の装備を用意して、楽しく練習しましょう!